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2017年6月8日木曜日

就活生へ 身近に感じよう労働法2

さて今回は、労働基準法で定められた休日に触れてみたいと思います。
法定によると、週1日の休日または4週に4日の休日を与えなければならないとあります。
では、1年に52週あるとして、年間に52日ほど休日があればいいのでしょうか?
そういうものではありません。
労働基準法には、また一日8時間、週に40時間(業種によっては44時間)までという労働時間が決められています。
そうすると、
1、1週間は、1年間に何週あるか。
   年365日÷週7日≒52.14週
2、週40時間まで働けるので、一年には最大何時間まで働けるか。
   年間週数52.14週×週法定労働時間40時間≒2,085時間
3、一日8時間労働とすると、1年間に最大何日働けるか。
   2,085時間÷1日の労働時間8時間≒260日
4、1年間に最低でも何日休まないといけないか。
   365-260=105日
つまり、一日8時間、一週40時間で働いた場合には、年間105日は休日が必要となるわけです。これから応募する企業の年間休日数にも注目してください。

ところで平成29年3月に決定された『働き方改革実行計画』に、「長時間労働は、健康の確保だけでなく、仕事と家庭生活との両立を困難にし、少子化の原因や、女性のキャリア形成を阻む原因、男性の家庭参加を阻む原因になっている。これに対し、長時間労働を是正すれば、ワーク・ライフ・バランスが改善し、その結果労働生産性向上につながる」、とあります。
ご自身のワーク・ライフ・バランスのことも考えて、最高の社会人生活を目指してくださいね。

《Y.H》


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