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2017年11月27日月曜日

あの電柱まで…君原さんの名言に思うこと

いつもハローワークのブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、毎年恒例の「大阪マラソン」が11月26日(日)に開催されましたね。
このブログ記事が掲載される頃は、満足な笑顔や、悔しい気持ちで次回に闘志を燃やす方など悲喜こもごもだと思います。
参加された皆さんの健闘を讃えたいと思います。

さて本題。
私はマラソンといえば思い出す名言があります。
とても古い話で恐縮ですが、1960年~1970年に活躍された伝説のマラソンランナー
君原健二さんの名言です。

君原さんは東京五輪で8位と活躍されたものの銅メダリストの円谷幸吉さんの陰に隠れて当時はあまり注目されなかったのですが、次のメキシコ五輪では銀メダルを獲得し、現在も日本最高位に輝くレジェンドです。
現在76歳。今でも市民マラソンに参加され、そのレースには一緒に走りたいというランナーの申込みが殺到しその影響力は変わらない存在です。

その君原さんが残した名言は今も私を勇気づけてくれているので読者のみなさんにもご紹介します。

君原さんは、
努力の成果なんて目には見えない。
しかし、紙一重の薄さも重なれば本の厚さになる。
無駄に終わる努力などあり得ない。
と話されました。

生きていれば正直苦難の連続で、私たちはその現実に抗うように前に進もうとしています。
その努力が報われているか不安になる毎日です。
私はいつしか苦しい時、君原さんの言葉を思い出すようになりました。

孤独なマラソンの練習は誰が見ていてくれるわけではない。
指図されない以上、止まることもやめるのも自由だ。
そんな時、君原さんは
あの木まで走ろう。

あの電柱まで走ろう。
あのベンチまで走って休憩しよう。と自身を鼓舞したそうです。

ゴール(42.195キロ)は遠すぎる。
だから「あと1キロだけ」、「あの電信柱まで頑張ろう」と身近な目標を決めたそうです。
肝心なことはあきらめないこと…
その積み重ねで君原さんはマラソンの公式レース54回を誇る中で一度も途中棄権されていません。

このメッセージは1980年の公共広告機構(ACジャパン)の若者の自殺防止キャンペーンに採用され、TVから何度も流れ当時小学生だった私の心に強烈な印象を残しました。

人生は、マラソンによく例えられます。周囲に影響を受ける意味ではタスキを繋ぐ駅伝の方が近いかもしれません。あきらめず完走する大切さを伝えています。

最近では「あと一歩だけ前に進もう…」
スガシカオが歌いNHK番組で採用されている「プログレス」にも通じるメッセージです。
私はしんどい時によく口ずさんで勇気をもらいます。

就職活動は、見えない努力や打ちのめされる出来事の繰り返しですが、必ず成長を与えてくれます。
今はゴールが遠くて見えなくても君原さんの「あの電信柱まで走ってみよう」の精神で進んでほしいいと思います。

無駄に終わる努力などあり得ないのだから。

OGRN

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