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2017年5月2日火曜日

備えあれば憂い少なし?

 就活や試験など人生の大切な岐路となる時に、避けては通れない関門のひとつに「面接」があります。
 面接には“個別”“集団=グループ”、“グループディスカッション”と様々な種類と形態がありますが、これらで自分自身ならでは!というベストパフォーマンスができるよう、事前にシナリオ作りや、練習を余すことなく準備されて臨まれることでしょう。その面接での質疑応答で意外に“おや?”と思わず頭をかしげたくなる場面があります。
 
例えば、質問①「ここ3カ月~半年以内で、あなたが特に関心を持たれたことやニュースは何ですか?」との問いかけがあれば、どのように回答されますか。個別の模擬面接や窓口相談で、よく伺う回答は‘北朝鮮とアメリカとの関係’や、‘米国大統領選でトランプ氏が本当に当選’、‘中東シリアとアメリカとの一発触発’等などが多いです。では採用側のこの質問の意図は何でしょうか?皆々様の時事問題の関心度を本当に聞きたいのでしょうか。ここでは、皆様の志望動機の確認、業界や企業研究を日頃から、どのくらい関心を抱いているのかを知りたいのか本意なのです。従って、ここでは応募されている業界・企業に関係するお話を是非されてみては如何でしょうか。
 
また質問②「最後に何か質問は、ありますか?」という所謂“逆質問”です。ここでの採用側の意図も上記の質問①と同様で、具体的な業界・企業への関心度、興味、強さなどを把握したいというところなのです。企業パンフレットやHPに記載されていることや、説明会で聞いたことなどを、ストレートについうっかり尋ねてしまうと“業界・企業研究不足…”という印象を与えかねません。それらを基本とした、さらに踏み込んだ知り得ないことや、入社後の仕事や業務に関係する未来像や展望、企業の問題点や課題、今後の取り組みなどということであれば、お互いに手応えのある面談になるのではないでしょうか。
 
 何れの質問①、②共に、1つだけの想定準備ではなく、最低3つは準備しておきたいもの。集団面接であれば、その場のライバルに先を越されて質問をされてしまうということも想定しながら、業界・企業研究を兼ねて是非、ひとひねり、ふたひねり練りこんでみてください♪面接は正解のない問い掛けです。いくら準備しても完璧な正解にたどり着けないかもしれませんが『備えあれば憂いは少なし』で不安を軽減し、経験を積み対策を立てることにより、これからの皆々様のご健闘を心よりお祈りしております。


≪M.K.≫

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