こんにちは。桜の開花が待ち遠しい季節になってきました。
さて、今月から2018年3月卒業者向けの会社説明会が解禁となり就職活動が本格化しつつあります。そこで、今日は「就活の武器」になる情報についてお話ししてみたいと思います。
<3月期決算予想発表>
今週火曜日の日経新聞に上場企業の3月期決算予想が掲載されていました。
「上場企業の2017年3月期の純利益は前期比11%増の20兆4656億円と、2年ぶりに過去最高となる見込みだ。(以下略)」(3月7日付日本経済新聞朝刊より抜粋)
「決算」というのは企業活動の1年間の業績を評価するいわば「通知表」のようなものです。そして多くの企業は3月末でその年度の決算をし、それを基に6月頃にかけて「株主総会」を開き、株主に業績報告をして新しい経営陣の役員を選任することになります。そういう意味でこの時期は企業にとって、1年間の成果が出る大切な時期なのです。
したがって、決算を見るとその会社の1年間の企業活動の大まかな状況が読み取れるわけです。
決算を見る場合、注意したいのはその年だけの決算を見るだけでなく、過去からの変化・トレンドを見るということです。たとえば、売上は拡大しているのか縮小しているのか、本業の儲けを示す営業利益は増えているのか減っているのか、それは何故なのか、等々です。
<IR情報は就活の武器になる!>
また、多くの場合企業は、年度の決算に合わせて次年度に向けた今後の経営方針や経営計画を出します。上場企業の場合、数年間にわたる中長期の「事業計画」や「経営計画」「経営ビジョン」を立てて株主にも「IR情報」(=インベスター・リレーションズ:企業が投資家に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を広報する活動)の一つとしてホームページなどで開示しているのことが珍しくありません。こうした情報からその企業のめざしている大きな方向性やビジョンを頭に入れておくことは面接選考などでもきっと役立つはずです。
ということで就活の本格化するこの季節は、企業研究・業界研究にも最適の季節とも言えます。皆さんも是非一度、IR情報にチャレンジしてみてください!
(S.O)
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