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2018年8月6日月曜日

ITがサービスを変える・・


週末は近所のスーパー、百貨店回りがいわばルーティンになっている。
最近リニューアルしたスーパーへ行って感じたのは、以前とは違うシステムが導入されて更にIT化が進んでいることだ。駐車場の料金清算の方法が変わりセルフ方式のレジ端末が増えた。
駐車場はこれまでは、入庫時に駐車券をとって出庫時に駐車券に記録された入庫時間と現在時間から駐車時間が計算され清算する仕組みだったが、新システムでは、入庫時に(知らない間に)撮影されたナンバーと出庫時に入力する自分の車のナンバーが照合され、更にレシートをリーダーで読ませ、購入金額と駐車時間から料金が計算(割引や追徴)される。
この仕組みによって、どんなメリットがもたらされるのだろうかと勝手な憶測をしてみる。
従来は単に時間のみで課金していたのが、新システムでは時間と購入金額で課金する方式となった。それによって顧客の滞在時間、購入金額、品物の種類と量と車のナンバーの蓄積が可能になる。
このデータから顧客の購買動向や天候と来店の関連性などが分析され、品揃えや、日々の仕入れ量のコントロールに使われるのではないか?勿論、駐車券が発券されなくなったのでその分のコスト削減効果もあるだろうが・・・。
ビジネスとITは切っても切れない間柄だ。リーマンショック以来凍結されていたIT投資が活発化していることがIT業界の人手不足の一因だと来所の企業担当者から聞いた。不況で長らく停滞していた間にAIとかIotとかクラウドとか新しい技術が次々と登場してきた。スーパーの駐車場のシステムも画像認識技術の応用だ。こういう分野に資金が投入され仕事が増えていく。当分の間IT業界は忙しそうだ。そのうち顔認識によって支払いが自動化されるとか、どんどんキャッシュレス化が進んでくるのだろう。IT技術がサービスを変えていく、そんなことを身近に感じる週末だった。

2018.08.06 Y.K