「メーカーや物流など様々な業種や職種の内容が理解できた。また社風を掴むには会社説明会やインターンシップが良い機会だと改めて分かった。これから積極的に足を運びたい」
大阪新卒応援ハローワークで開催した就活実践サークル(少人数制のグループワーク、5つの講座がある。)の「業界・職種の選び方」。参加した2021年3月卒業予定の関西大の女子学生は参加後、こんな感想を持った。
「業界・職種」サークルは多くの就活生に様々な業界と仕事内容に理解を深めてもらう目的で12月から始まった。内容は座学とワークの2本立てで参加者が志望する業界や職種に沿って話を進める。きめ細かく対応できる少人数制が特徴だ。
サークルは3部構成で2時間、実施される。第1部の業界編ではジョブサポーター(JS)がメーカーから金融、物流、商社、マスコミ、公務員など9つの業界を紹介。第2部の職種編は営業職や事務職、製造職など代表的な職種と具体的な仕事内容を説明する。第3部は社風である。就活生が苦手とする「なぜウチの会社なのか」に、的確に答えられるようインターンシップや会社説明会で注視するポイントを過去のケースを交えJSが紹介。合わせてその内容をESにどう落とし込むか、文例をもとに解説する。
前回のセミナーでは「なぜこの職種に就きたいのか?」をテーマに参加者がワークに取り組んだ。営業職については「頑張れば評価される」「多くの人と関われる」とする一方、「ノルマがある」「休日も付き合いがある」など仕事の魅力、やりがい、厳しさについて率直に意見を出し合った。社風ではJSが「会社は人で成り立っている。人事や営業の担当者がどんな思いで商品開発や売り込みに努めているか。会社説明会ではその生の言葉をメモし、自分がその言葉のどこに感じ入ったのかを書こう」とアドバイスした。
参加者からは「業界の名前は知っていたが仕事内容までイメージできなかった。新しい発見があった」「社風は実際に自分の目で見ることが大切だと感じた」「仕事の厳しさを踏まえ上で応募した、と志望動機では強調したい」「仕事内容と社風を踏まえたESの作り方が分かった」などの感想が寄せられた。
次回の「業界・職種の選び方」サークルは1月29日(水)午後2時から4時。それ以降は2月18日(火)、3月3日(火)で時間はいずれも午後2時から4時となっている。参加申し込みは電話06(7709)9455、大阪新卒応援ハローワークへ。
(学ハロ大阪新聞編集担当)